上野にある国立西洋美術館で『北斎とジャポニスム』展が、昨年10月から開催中だ。
昨年末は「来年までやっている」と思って、鑑賞の機会を逃していた。
今週になって、今月の18日までだと気付き、何とか、今日の夕方に時間を作って出かけた。
もう夕方だったので、入る人より、出てくる人が多かった。
江戸時代後期の浮世絵師・葛飾北斎が、西洋美術に与えた影響が、北斎の浮世絵や絵手本「北斎漫画」と、西洋の印象派画家たちの作品や、当時、人気を博した工芸品と比較できるように並べられ、見比べながら鑑賞できて、とても理解しやすい展示だった。
日本の葛飾北斎が、こんなにも絵画、版画、彫刻、ポスター、装飾工芸など西洋美術のあらゆる分野に大きな影響を及ぼしていたのかと驚く。
会場内は撮影禁止なので、パンフレットから・・。
国立西洋博物館の前庭の像。
梅の花もほころび始めていた。