冬晴れの今日の土曜日

 昨日まで三重県ヤマギシの村・豊里実顕地に出張していた。
 今日の土曜日は、ヤマギシファーム町田店のお店に入ったり、昨年1月末に亡くなった長兄の法要に横浜まで出かけたり・・・


◇Photo2枚
 昨日、豊里実顕地でシャッターを切った愛和館(村の食堂)に飾られていた生け花。
      

 お店に、お正月飾りと一緒に飾っていた梅の枝、気が付いたら開花していた。
      

 
◇「家業」としてのヤマギシファーム町田店
 昨日の三重県での研鑽会の中で「家業としての運営」というのが出されていた。
 確かに僕たちがやっている「ヤマギシファーム町田店」にしても、全国のヤマギシの農場で作った農産物を、農場から直接届けられて、時には作った人も一緒になって、ヤマギシの自分たちで販売しているお店だ。
 そんな意味では、まさしく分かりやすい「家業の営み」なのである。
 先日も、僕のブログの読んでくれているある人から、僕の職場の高田馬場の案内所で「休みの日にも町田でお店に入っているんですね。大変ですね。」と言われた。
 確かに、時間が空いているときは、ファーム町田店に自然と足が向くし、何かやることはないかとお店に入っている。
 しかし、僕はあまり大変だとは思っていない。
 お客さんとやり取りするのも面白いし、顔なじみになったお客さんと会話するのも楽しい。
 それよりも、何よりも、この「農場直売」という行為そのものが、僕たちヤマギシの「家業」だと思っているからだと思う。
 福島県の農家に生まれた僕は、子供の頃も、父母の作業の手伝いをして育った。
 特に、葉タバコ栽培をしていた僕の家では、夏休みの時期はタバコの葉の収穫と、それの乾燥(天日干し)に忙しかった。
 嫌々手伝ったこともあったと思うし、喜んで手伝ったとは思えないが、家業の手伝いとして当たり前だった。
 午後に夕立が来ようものなら、遊んでいても、走って家に戻って、雨に当たる前に天日干しのタバコの葉を片付ける手伝いは、家族の一員として有無を言わせない家業の手伝いだった。
 そんな育ちをしたからかもしれない。
 空いている時間にファーム町田店に入ることが、あまり苦にならない。
 そんなことで、今日は長兄の一周忌法要で、横浜のお寺まで出かける用事があったのだが、その前にと思って朝7時から9時まで開店準備に入って、法要から午後3時半ごろ帰って来たので、誰に言われたわけでなく、その後も自然とお店に足が向いた。