沖縄から手紙が届く

 先週水曜日、僕が案内所に着いて直ぐの朝9時ごろ、沖縄のNさんという男性から電話。
               
 「 図書館で『ヤマギシズム農法』という25〜6年前に出た本を見つけて、借りてきて読んだのだが、ヤマギシ会は今でもこれで農業をやっているのかと思って電話した。」
 そんな話の切り出しだった。
 ヤマギシについての質問に答えたりしながら、
 若いときは、沖縄北部で農業をしていたが、今は沖縄市に住んでいると言うので、
 「実は、僕の次男が宜野湾市に住んでいて、以前、沖縄市に住んでいたときに行ったことがありますよ。ナカ・・何とかというお城跡があるところですよね。」と言うと、
 「それは、中城城(なかぐすくじょう)跡だよ。内地の人にはなかなか覚えにくいよなあ〜。そう、そこの近くで、少しだけ畑を・・・」
 そんな会話にもなって、30分近く話してしまった。
 最後に「今のヤマギシについての資料がないか」と言うので、村岡到さんが昨年刊行した『ユートピアの模索・ヤマギシ会の到達点』と『農業が創る未来・ヤマギシズム農法から』のことを紹介したら「是非、読みたいので送って欲しい」となった。
 早速、書籍2冊と、機関紙「けんさん」の新年号と幼年部の子ども達が可愛い3月号を同封して発送。
 そのNさんから今日、手紙が届いた。
              
 ─ ・・・ 早速、貴会の新聞と村岡氏の著書を、今読書中ですが、ヤマギシ会に対する私の知りたいと思っていたことは、ほぼ理解できると感じています。
 金がすべての現代社会、利潤追求が優先する資本主義社会、其処から生じた貧富の格差。特に、農業や農村の崩壊、農業は他の産業とは異なる「生命産業」だと心して参りました小生にとって、やっとヤマギシ会の実践を知ることが出来、感無量です。・・・ ─
 こんな内容の手紙だった。
 電話の時に「ヤマギシを理解するには・・」と、特講を勧め、特講チラシも同封しておいたのだが、手紙の最後に、
 ─ 出来る丈早めに、特講に参加したいと思っていますので、その節は宜敷くお願い致します。─
 とも、書いてあった。
 電話での会話で年齢を聞いたら「いやあ、もう年だよ・・」と言っていたし、文筆からも70歳後半の高齢の方のように感じる。
 明日にでも、手紙のお礼の電話を入れてみようと思う。
                    


◇ちょっと蛇足
 このブログを書き終わって、話に出た中城城(なかぐすくじょう)跡に行った時の写真が、パソコンにデータ保存されているだろうと思って探した。
 これが中城城跡だ。