週末は大田原農場で

 土曜日、日曜日は栃木県の大田原農場で過ごす。
 関東の男性会員有志で月1回程度の頻度で企画している「ふるさとFarmづくり・農業体験」の4月度の集まりだ。


◇昨日の土曜日はあいにくの雨。
 その雨の中を、今回集めったメンバーは11人。
 雨のために畑には入れず、薪ストーブを囲みながら、今年の蕎麦を中心にした作付けをみんなで描く。
 夜は、ストーブの上で「男の料理」で食事。
         

 食事後、アルコールを少々たしなみながら、研鑽学校から帰ってきた大田原農場の住人・トミタさんの感想を聴いたり、それぞれが、ここ大田原農場で何をやりたいかなどを話し合う。
 トミタさんは、研鑽学校から帰って気付いたこととして「草や木や生き物だけでなく、ここにあるコップやお皿まで、自分の周りのすべてのものに、存在している愛おしさを感じている。」というような意味の感想を語っていた。


◇今日の日曜日は快晴。
 朝、6時過ぎに起きると、昨日とは打って変って快晴だ。空に雲一つない。
 作業着に着替えて畑に出る。
 今年の夏に予定している「蕎麦栽培の畑」を整備する。
         

 今月初めの台風並みの雨と風で被害を受けたビニールハウスの修理。
         


◇トミタさんは何でも試み楽しんでいる。 
 トミタさんは何でも手作りで、試行錯誤しながらやっている。
 昨年の秋の収穫した蕎麦の実を製粉したのは、近所の農家からもらってきた壊れた製粉機。動かない原因はモーターとわかって洗濯機のモーターを取り付けて、見事に動くように修理したのもトミタさんだ。
 いろいろな作物も、いろいろな果樹も、トミタさん独特の発想で、栽培したり植えたりしている。
 今回見せてくれたのは廃材を利用して作った「はちみつの巣箱」
           

 トミタさんは小さな窯を作って「炭焼き」もやっている。
           
 
 まったく、トミタさんという人は、何をやるにも、そのことを楽しんでいる。


◇大田原農場の春。
 東京では散り出した桜も、宇都宮付近は満開で、大田原農場は3分咲きだった。
 ウグイスも鳴いていた。
 農場の草むらには、スイセンタンポポがきれいに咲いて春の訪れを伝えていた。