辻村深月著『 凍りのくじら 』を読む

辻村深月さんの本を初めて読んだ。

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 読み始めたときには、失踪してしまった大好きな父親ゆずりの「ドラえもんをこよなく愛する」頭がよくて大人じみていて、冷めた友人関係で過ごす女子高生の物語なのかと、主人公の設定にちょっと期待ハズレの気持ちも湧いてきたのだが、なんとなんと、中盤以降は、その主人公を取り巻く人々との人間模様というか、主人公の心象風景というか、心理描写というか、その辻村さんの巧みさに徐々に引き込まれて最後まで読んでしまった。
 もう一つ面白いのは、物語の舞台設定が全編を通して、誰でも知っていて、誰もがすきな国民的漫画の藤子・F・不二雄の「ドラえもん」の魅力を語りながら、物語が展開し進んでいくところだ。
 各章のタイトルも、第1章の「どこでもドア」から始まって、ドラえもんの不思議な数々の道具となっていて、物語とそれが同期している。
 読み終わった今、辻村深月さんの創作世界に興味を持ちつつ、藤子・F・不二雄の「ドラえもん」の世界観の深さも教えてもらったような感覚が残っている。


◇帰宅時にBOOK・OFFに寄った。
 高田馬場の案内所からの帰宅時に、今日はちょっと時間があったのでBOOK・OFFに寄った。
 もう一冊、辻村ワールドに付き合ってみようと、辻村深月さんが吉川英治文学新人賞になった『 ツナグ 』でもあるかと思って寄ったのだが、最初に目に止まったのが、直木賞を受賞した『 鍵のない夢を見る 』だった。
 よし、これを読んでみようと、ポイントカードのチャージを利用して購入。

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町内会の「どんど焼き」

 今日は、町内会の毎年恒例の「どんど焼き」だった。
 午前中は「餅つき」で、午後1時から「どんど焼き」。
 この餅つきには、我が家から杵と臼など餅つき道具一式を貸し出して使ってもらうのも、毎年のことだ。
 「どんど焼き」の後に振る舞われる「トン汁」の肉や野菜なども、ファーム町田店の生産物を使ってくれている。

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◇「どんど焼き」とは
 小正月(こしょうがつ=1月15日)の行事で、正月の松飾り・注連縄(しめなわ)・書き初めなどを家々から持ち寄り、一箇所に積み上げて燃やすという、日本全国に伝わるお正月の火祭り行事。
 

ファーム町田店の餅つき

 12日はファーム町田店の大市で、新春イベントとして「餅つき」をやった。
 三重のヤマギシの村・美里実顕地から餅つきメンバー5人、埼玉県のヤマギシの村・岡部実顕地や、群馬県ヤマギシの村・榛名実顕地からも大勢駆けつけてくれて、関東各地から会員さんも大勢来てくれてスタッフに入ってくれた。
 時折、みぞれや雪がちらつき気温も低い寒い日。

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 子どもたちも、餅つきを楽しんで・・・。

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 搗きあがったお餅に、あんこ、きな粉をつけて・・・。

 小松菜を醬油漬けした菜餅も・・・。

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 トン汁や、大市で好評な豚肉の炭火焼「トントン丼」も。

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 お客さんも大勢来てくれて、にぎやかで楽しい大市だった。


 午後2時からは、大市にスタッフに来てくれて関東の実顕地メンバーと、関東各地から来た地域会員の総勢60名で「新春出発研鑽会」。

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 私たちの生き方の原点になっている「特講」について研鑽をする。

新聞広告にびっくり

 昨日の朝、朝日新聞朝刊を見てびっくり。
 なんと、宝島社が2ページにわたっての全面広告だ。
 それも、『 嘘つきは、戦争の始まり 』と、濁った暗い青色を背景に油まみれの水鳥の写真で、こんな紙面だ。

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 次に、読売新聞の朝刊を開いたら、別バージョンで載っているではないか。
 こちらは、『 敵は、嘘 』と、ローマの彫刻「真実の口」に手を入れようとしている写真で、こんな紙面だ。

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 この2つのバージョンの『 嘘 』についての広告。
 いや「広告」でなく、「警告」である。

 「嘘に慣れるな、嘘を止めろ、今年は、嘘をやっつけろ。」といった警告だ。

 

 宝島社は、2016年にも樹木希林さんを使ったインパクトのある企業広告を出して僕はビックリした記憶がある。
 その時もブログに書いた記憶があったので探してみた。
 2016年1月5日に書いた内容が、これだ。

 ◇強烈な広告
 企業広告でいつも話題になる「宝島社」の今日の朝刊の広告は強烈だ。
      
 2ページ見開きで、花が咲き乱れる緑濃い場所の水の中に横たわる樹木希林さんに「死ぬときぐらい好きにさせてよ」と言わせている。
    人は必ず死ぬというのに。
    長生きを叶える技術ばかりが進化して
    なんとまあ死ににくい時代になったことでしょう。
    死を疎むことなく、死を焦ることもなく。
    ひとつひとつの欲を手放して、
    身じまいをしていきたいと思うのです。
    人は死ねば宇宙の塵芥。せめて美しく輝く塵になりたい。
    それが、私の最後の欲なのです。

1月7日のおしゃべり

 今日は、ファーム町田店の開店準備を手伝った後、高田馬場の案内所に行く途中で、町田警察署に寄って運転免許証の更新をする。
 先日、高齢者講習を済ませての更新手続きなので、視力検査と写真撮影だけで15分ほどで終わった。
 10時過ぎから夕方5時過ぎまで、今日は案内所で仕事。

 

バングラデシュの青年が訪問
 昨日、電話で問い合わせがあったバングラデシュの青年と、午後に会う約束をしていた。
 27歳の青年だった。
 ヤマギシのコミュニティと、日本の農業に興味があって問い合わせてきた。
 彼はイギリスに留学して、バングラデシュに帰国後は英語教師をしていたらしい。
 日本にきて1年が経つという。現在は東京江東区のレストランで働いているらしい。
 1時間ほど、片言の日本語とスマホの翻訳アプリで話をする。
 来週、埼玉県のヤマギシの村に参観に行くことになった。

 

◇会の新聞「けんさん」2月号の紙面構想を練る
 年末年始の企画も終わって、2月号はそれらを特集した新聞を作る予定だ。
 編集委員の人にメールしたり、投稿依頼のお願いをしたり・・・。


 
◇帰宅時に辻村深月の文庫本を買う
 通勤電車の中で読む本がなくなったので、帰宅時に書店によって文庫本を探す。
 目に留まったのが辻村深月さんの『凍りのくじら』

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 僕は、まだ、辻村深月さんの小説は読んだことがない。しかし、直木賞を受賞したり、本屋大賞にはたびたび候補になっている作家だ。
 この文庫の『凍りのくじら』は、吉川英治文学新人賞の候補になった小説。
 どんな作家なのかと、ちょっと興味があったので読んでみることにした。

 

鏡餅のおしゃべり

 今日は一日中、曇りで気温も7℃前後の寒い冷えた日曜日だった。
 そんな曇り日だったので、楽しみにしていた日食は、わが町田では見ることができなかった。

 

 朝から、今年営業2日目のファーム町田店のスタッフに入る。
 お店に飾ってあるお正月の「鏡餅」も、お正月の6日ともなると、ひび割れてきた。

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 「ひび割れしちゃったねぇ~」と言ったら、「鏡餅のひび割れは、縁起がいいって言うよ。」と・・・。
 昔、子供のころ、ひび割れた鏡餅を叩いて小さくして、水に浸して焼いたり、母が油で揚げてくれて食べた記憶がある。今みたいにお菓子が豊富でない時代には、豪華なおやつだった。
 そんなことを思い出しながら、では、鏡餅のひび割れが、なんで「縁起がいい」と言われるのだろうとネット検索してみたら、「お祝一升餅専門店・もち処木乃幡」さんが、次のような内容をアップしていたので、転載させていただく。
一升餅鏡餅には太陽神の天照大神が宿るとされており、このお餅自体が天照大神アマテラスオオミカミ)が姿を隠した「天の岩戸」とされていたんです。この天の岩戸に天照大神が隠れてしまったので太陽が出ず、作物が実らなくなる。そこで岩戸の近くで踊りや宴会等を行い、太陽神の天照大神を天の岩戸から誘い出そうと「アマテラス様、あなたよりもっと立派な神様がおいでです。」と岩戸の隙間に鏡を置いて天照大神に自分が映る様にみせた所、女神が確認しようと少し天の岩戸を開いた時に天手力男神(あまのたぢからのみかみ)が岩戸を開き、天照大神が表に出て来て、太陽が戻ったとされる、古事記の一説に例えているんです。ですので、割れたとなると実は女神様のご加護があると言う事でとっても縁起のいい事とされています。」

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 この「ひび割れ」を、よくよく見ると、吉兆を占いたくなる気落ちもうなずける。

今日はファーム町田店の初売り

 ファーム町田店は、今日が今年初めての営業日。

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 今日は、群馬県ヤマギシの村・榛名実顕地からサトウさんとイクセさんがスタッフに来てくれた。
 サトウさんは、初売りイベントとして「豚肉の丸焼き」

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 お客さんに豚の飼育の話をしながら、モンゴル塩で味付けした炭火焼き豚肉を振る舞う。

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 イクセさんは、「平飼い有精卵」のおススメ。

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 来週の土曜日は、今年初めての「大市」で、餅つきを予定している。

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